Burning Modern Metagame

2014年10月20日
 モダン神決定戦に参加した皆さまはお疲れ様でした。俺も参加したくて参加したくて仕方なかったのですが、残念ながら京都からわざわざ神決定戦に参加することはできませんでしたね。今回はモダン神決定戦 (http://www.happymtg.com/category/coverage/archive2014/mdkami_challenge2/) のメタを分析してみようと思います。




・Top8

巡航トロン
トリコトラフト
Zoo
巡航バーン
マーフォーク
エスパーコントロール
巡航バーン
メリーラポッド



 一時期は最強と謳われたBG/x系、双子、親和はその姿を消し、巡航バーンが頭一つ飛び出た結果となりました。前評判が凄かったジェスカイの隆盛ストーム、青赤DelverはTop16まで見ると存在していますが、勝ち切れていない印象を受けます。

 BG/xがバーンに駆逐されるのはまあ分かるのですが、Top16まで見ても双子の姿がないのは若干納得いきませんね。これだけバーンが流行っている状況なら苦手なBG/xの数も減っているだろうしで、俺だったら双子を使った可能性が高いのですが。バーンといっても速槍や先達などのクリーチャーや本体限定火力(ボロチャ、スカルクラック)が多い現状、バーンがタフネス4を落とすのはなかなかしんどいと思います。親和はバーンの速度に追い抜かれてしまったということでしょうか。

 個人的には巡航バーンのサイドからのトラフト使用には感銘を受けました。バーンメタで白力線をサイドに積んで安心するプレイヤーの数は相当多かったはずです。そこを火力でブロッカーを排除しつつトラフトで殴り勝つアグレッシブサイドボーディングは予想外過ぎたでしょう。



・KTKのメタ変動について

 ジェスカイの隆盛ストームはやはり脅威たりえなかった印象です。ただ、何人かのプロも言っていますが、サニーサイドアップが禁止を食らった理由 (http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/244b2) から考えても、このデッキも禁止を食らう可能性は十分あります。

 時を超えた探索はコントロールやスケープシフトにその居場所を見つけたようですね。俺は奇跡同様、初手に来て嬉しくないのであまり好きなカードではありませんが、1,2枚積むのはまあありかなと思っています。

 問題は宝船の巡航ですね。コントロール脳過ぎてすっかり見落としていましたが、バーンに積まれると途端にクソゲーになりますね。ジェスカイの隆盛ストームやデルバーが使用するのはまだ我慢できますが、バーンがこれを使うのは正直反則だと思います。コントロールだと全く使えないドローなんていらない(コントロール厨並みの感想)



・BG/xの今後について

 バーンが蔓延る以上、BG/xがトップメタに返り咲くにはなかなか厳しいのではないかと考えています。3色にもかかわらず絶大な安定性を誇るBG/xは、代償として特殊土地とペイライフを強いられます。バーン側からすれば勝手にライフを失って勝手に死に近づいてくれる訳ですからね。ハンドを削りきって消耗戦に持ち込んだとしても、火力をトップされ続けておしまいです。
 ここからは一度もBG/xを使ったことのないド素人の意見になってしまうので話半分に聞いてほしいのですが、BG/xがバーンに耐性を持たせるには3色目を放棄するしかないのではないかと考えています。一時期若干増えたBG純正2色のタイプです。16位まで視野を広げると、一つだけBG/xの姿がありますが、それがベイロスをメインから4枚積んだ純正2色のタイプです。バーンメタを読み切った結果の構築であろうそのリストは大正解だったということになるのでしょうか。

 ただ、ベイロスは元はといえばミラーを意識したカードです。ヴェリアナの+1ハンデスからベイロスのコストを踏み倒すのが目的なので、BG/xが数を減らすであろうことを鑑みると、素直に1マナ軽いキッチンでもいいのかなとは思います。
 また、闇の腹心の採用についても再検討を迫られるかもしれません。アドバンテージ手段としては非常に優秀なのですが、バーンやZooをはじめとする高速デッキに対しては悠長すぎます。新たなアドバンテージ手段を探すことになるのかもしれません。仮に闇の腹心をクビにするのなら、抹消者が、そしてモダン環境では闇の腹心のせいで使われることのなかった墓忍びが脚光を浴びることになるのかもしれませんね。
 これ以上は普段青しか使わない俺には考える力がないので、本職の人たちにお任せします。


・現環境のソリューション


 さて、現状のメタを見て、どのデッキをおすすめするかというと先述の通り双子です。それもコンボ特化型の双子がいいでしょう。天敵のBG/xがバーンに勝ちきれないことを理由に減っている今こそが双子が最も輝く瞬間だと思います。呪文滑り、スワンソングなどで総督を守りつつコンボを最速で決めてしまえばバーンなど恐れるに足らないかと思います。
 コンボ特化型を嫌うならトリコ双子もおすすめです。白を入れる理由はひとえにバーン対策に他なりません。安易な多色化は血染めの月に苦しめられる結果を招きますが、バーンが増えBG系が衰退した結果と友好色フェッチを手に入れたことを合わせて考えればプレイングでカバーできるかと思います。


 ワンチャン枠としてはGP AntwerpでCifkaが使用していた赤白双子 (http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpant13/day2#12) も今こそ調整しがいがありそうだとみています。
 クリーチャーにはリリアナ対策のブレードスプライサーが4枚採用されていますが、ここをバーン対策にキッチンに変更するだけでも十分現環境に合わせられると思います。


 まあざっとこんなところでしょうか。今は双子が旬ですよ。まあ俺脳内プレイヤーなんですけど(台無し)。

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